ジェネリックにインド製が多い理由
2019年08月29日
ジェネリック医薬品とは、特許が切れた医薬品のことで他社が作成したものです。
ですが、その成分は医薬品と同じで、同じ製法によって製造されています。
ジェネリックは低価格なので薬代の負担を軽減することができます。
そのジェネリック医薬品にインド製が多い理由は、世界各国においてインドの特許事情が異質であることがあげられます。
通常、特許は成分特許と製法特許があります。
成分特許とは科学物質に対する特許のことです。
また、製法特許とは医薬品の製造においての過程の特許のことをいいます。
この二つの特許があることから、同じ成分や製法でつくることは禁止されています。
ですが、インドでは製法特許が有効であるため、同じ成分を使用していても製法特許が出されているもの以外の製法をすれば問題がないのです。
つまり、インドでは成分は同じでも製法だけが違うのです。
このようにインドでは合法的にジェネリック製品が作られています。
インド製のジェネリックですが、ちゃんとした製薬会社が作っているので、品質も高品質で安全性も高いです。
またインドのジェネリックは、国境なき医師団の社会貢献活動にも大きく貢献しています。
インドのジェネリックは世界的にも水準の高いものです。